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2010.10.31 (Sun)

柴崎友香  寝ても覚めても

寝ても覚めても寝ても覚めても
(2010/09/17)
柴崎 友香

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人は、人のどこに恋をするんだろう?消えた恋人・麦を忘れられない朝子。ある日、麦に顔がそっくりな人が現れて、彼女は恋に落ちるが…朝子22歳から31歳までの“10年の恋”を描く各紙誌絶賛の話題作。(BOOKデータベースより)

各紙絶賛の話題作、そして柴崎友香の最高傑作というフレーズに惹かれ、読んでみました。
はい。ワタシ、ミーハーです。

んで感想ですが、この小説については・・・
読む人によってパックリ分かれると思います。賛否両論ある小説だと思います。

まず「ん?」と感じたのは、物語の本筋に関係ない風景や人物の描写がとても多いことです。
「この文章は、関係ないように見せかけて、物語のヒントが隠されているはずだ。ようししっかり覚えておこう(←いやいや、推理小説じゃないんだから~)」と最初こそ思いましたが、あとからあとから同じような文章がたくさん出てきます。
たぶん、関係ない文章を抜いたら、この本の厚さは4分の3くらいになると思います。

物語は淡々と進みます。
10年という長い年月を綴った小説ですが、いろいろな出来事が起きているのに、あまり波風が立っていない風に感じられます。
物語の後半でストーリーは大きな転換点を迎えます。
面白くなってくるんですが、なぜかその部分も派手に盛り上がりません。
きっとこれは、前述した「関係ない描写」が大きな効果をあげてるんじゃないかと思います。

こんな感想だと「微妙な小説」で終わってしまいそうですが・・・
なぜか、この小説は、読んでいる自分を本へ引き込む力が強いんです。
本当に物語の主人公になって、物語を進めているような感覚に陥ります。
いい言葉が見つからないけど、トリップしてるような感じです。
小説の語り口が、主人公の一人称になってるというのも理由かなあー。
賛否両論ある小説とは思いますが、読み手を引き込む魅力を持っているという点では、チカラのある小説ということになるんではないでしょうか。

読んでみた、他の方の意見も聞いてみたい小説です。

今回は「おすすめだよ」という視点ではなく、なかなかまあ興味深い小説ということで、難しいけど感想をかいてみることにしたのでした。
おわり。
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テーマ : こんな本を読んだ - ジャンル : 本・雑誌

17:40  |  柴崎友香  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)
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