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2010.11.28 (Sun)

愛川 晶 巫女の館の密室

巫女の館の密室 (ミステリー・リーグ)巫女の館の密室 (ミステリー・リーグ)
(2001/07)
愛川 晶

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美少女探偵・根津愛が、刑事・桐野と訪れた奥会津の秘境にある友人の別荘。そこには、急斜面をくりぬいて作った奇妙な離れがあった。十年前、このコンクリートの箱のような建物で不可解な密室殺人事件が起きたという。犯人はどうやって脱出したのか?この謎が解けないうちに、突然愛が失踪!愛を捜す桐野の前に新たな惨劇が...。「完璧な密室殺人」に挑む傑作本格推理。(BOOKSより)

図書館プロジェクトの2冊目も、分厚かった。
前作よりこちらのほうが、小説内の雰囲気が明るくて好きです。
ミステリーで明るいほうが好きってのも変か・・・

にしても、ミステリーだけの小説ではありませんでした。
小説の中では「インカ帝国」の歴史について、専門書並みの記述がされています。
殺人事件の起こった「密室」がインカ帝国の神殿をモチーフに作られているため、ストーリーにも絡めつつ、けれどストーリーに全く関係ないところの話まで広がり、「ほほう」と勉強になります。

ジャイはインカ帝国について、残念ながら全く興味がありません。
ですから、絶対、自分から専門書を用意して勉強するということはありません(断言)。
こういった、自分が読む小説の中で、インカ帝国の話を詳細に取り上げていただけるのは嬉しいことです。

ちなみに、インカ帝国というのは正式名称ではなく、本当は「タワンティンスーユ帝国」というんだそうです。
「インカ」は原住民の言葉で「皇帝」を意味しますが、それを聞いた西洋人が、国の名前だと
誤解してしまったのだそうです。知らなかった~。

そして本編のトリックですが、度肝を抜かれました。
全く予想が付きませんでした。
前回読んだ小説と同じく、最終章で怒涛のようなタネアカシが行われますが、
何度も「ええっ!」と驚かされました。
また、小説のセリフ中にさりげなく「解決のポイント」がちりばめられていたのが憎かったです
私は全く気付かなかったです(まあ、もともと、鈍感なほうなんだけどねー。)

「もっとこうしてくれたら良かった」という部分を挙げるなら、
犯人が、一番憎かった相手を殺すシーンをもう少し厚い内容にしてくれたらよかったかな、と思いました。
結構あっさり殺されてしまうのですが、例えば殺したときの犯人とのセリフのやり取りとか、お互いの
心のうちまで掘り下げて書いてもらえれば、なお良かったです。

ああ、あと、誤字がなんぼか見受けられたのも残念ポイントでした。

あとの部分はGOODでした!
ミステリーを楽しむだけでなく、いち分野についての知識も深まる、海堂尊さんの小説を読んでいるかの
ような感覚でした。

頭が良すぎる愛ちゃんに対し、桐野刑事は頑張ってはいるものの後手後手に回ってしまい、
何となく悲しい役どころです。でも、最後にしっかり彼の見せ場がやってきたので、何となく安心し、
ハッピーエンドバンザイと思いながら本を閉じました(ミステリーなのにハッピーエンドは変か)。
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09:23  |  愛川晶  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2010.11.27 (Sat)

愛川 晶 六月六日生まれの天使

六月六日生まれの天使六月六日生まれの天使
(2005/05/27)
愛川 晶

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ふと目覚めると、私は記憶を失っていた。同じベッドには、ゴムの仮面を破った全裸の男が眠っている...。ここはどこ?この男は誰?扉を開けると、意外にも外は雪。そして初老のサンタクロースが、私に手招きをしている!記憶喪失の女と謎の男の奇妙な同居生活、その果ての衝撃!傑作ミステリー長篇。(BOOKSより)

図書館で「あ」行の最初にあったこの本。
あとがき含めたら400ページ以上あって、「最初からいきなりこれかよ・・・」と少しやる気を削がれたものの、
読んでみたらあまり気になりませんでした。
最初から最後までミステリーです。
なんせ、主人公(女)がいきなり記憶喪失になってしまうんですから。

あとがきによると、愛川晶という方は「自分探し」を小説のテーマにすることが多いようです。

小説のラスト辺りで、謎が次から次へと明らかになっていきます。
パズルがガシガシと組み合わさったところで、もう一度最初から読むと面白いかもしれません。
小説内部で、時間軸が小刻みに変わるのも、混乱を増長させます。

一度読んだだけでは、全ての事柄を正確に理解することが出来ないと思います。
私も二回読みました・・・
図書館プロジェクトの一冊目が、こんな難解な本だなんて。
(以下3行、ネタバレなので伏字です。ドラッグしたら出てきますよー)
ただ、なんかこの展開どっかでも読んだな・・・と思ってたら、乾くるみさんのイニシエーション・ラブと同じトリックでした。
でも、コチラの小説のほうが難解です。

しかし、二回読んでも、主人公の本当の名前が分からない。
これって小説の中に答は載ってるんですか?
まあ、たいした問題でもないんだけど、知りたいぞ。
三回目は、読みません。。

ジャイもいろんな小説を読んできましたが「暴力団」をここまでメインに持ってきた小説は無かった気がします。
そのため、銃撃されたり殺人シーンがあったり、悲惨な描写が結構出てきます。
風俗の描写も多いです。
清く正しく美しいものが好きな人にはオススメしません

主人公の彼氏は、主人公の高校生時代に、当時の主人公に対して本当にひどい仕打ちをしています。
まだ何も知らない女の子だったのに。(ネタバレだ・・・)
どんな理由があったにしろ、そんな男を許せてしまう主人公には、全く共感ができませんでした。
男の作家が書くとこんなもんか?

なんか私らしくないネガティブな感想ばかりになってしまったが、結論。
無人島に持っていくなら、これがいい。
(一週間くらい楽しめる、かも???????)

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12:40  |  愛川晶  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)
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