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2010.11.30 (Tue)

阿井景子 濃姫孤愁

濃姫孤愁 (講談社文庫)濃姫孤愁 (講談社文庫)
(1996/03)
阿井 景子

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ハードカバー版はNO IMAGEだったので、文庫版の表紙です。

信長の正室・濃姫の生涯。
信長の正室・濃姫(帰蝶)の戦国ゆえの波瀾の生涯。父・道三と夫・信長との間で揺れ動く女心。

道三は嫁ぐ愛娘に、「三郎(信長)が、まこと評判通りのうつけであれば、この刀で刺せ」と短刀を贈った。「承知いたしました。ですがこの刀は父上を刺す刃となるやも知れませぬ」……父・道三を気づかいながら、信長の正室として、愛と悲しみの日々を送る濃姫の波瀾の生涯。他に「義元の首級」「冑の的」を収録。(著者からの内容紹介 より)

今度は信長の正室が主人公です。
権力者の妻というものは、辛い人生を歩む宿命なのかもしれません。
こちらの濃姫は自殺という結末です。

歴史小説を2冊読みましたが、この時代の女性は本当にカワイソウです。
少し身分の高い女性は、政略結婚の駒にしか使われない運命なのです。
それでも、この小説の濃姫は、政略結婚から始まりはしたものの、本当に信長を愛するようになって
いきました。
「この気持ちはまさか・・・」濃姫は気付いちゃいます。キャ!何となく、読んでいる自分も嬉しくなって
きます(オバサンか?)

けれど、濃姫には子供が出来ませんでした。病気を患っていたからです。
そのことが信長に知れ、「国に帰って静養するのがよい」と、やんわり離別を薦められます。
子供が出来なかったら「妻」の存在価値が無い。
この時代の女性はやっぱりカワイソウだ。
本当に信長を愛していた濃姫がどんな気持ちになったか・・・

そして最後は、母方の実家のある明智城へ身を寄せるのですが、二日後、義竜(濃姫の異母兄)軍に
責められます。濃姫は最後まで信長が助けに来ると信じてました。当然来ないんですけど。
最後は、父から贈られた短刀(内容紹介のところにでてきたやつ)で自害してしまいます。

ただし、後から自分で色々調べてみましたが、濃姫の生涯については、学説でも意見が分かれているところです。この小説では、病気が元になって信長から国へ帰れと言われたことになってますが、離婚も病気もしていないという説が現在では有力だということで、真実は不明です。本能寺の変で信長と一緒に死んだとか、おもしろい説もあるみたいです。
というのも、実際に残っている史記には、濃姫の記述がとても少ないようなのです。
想像を掻き立てられる女性です。
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09:35  |  阿井景子  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2010.11.29 (Mon)

阿井景子 築山殿無残

築山殿無残 (1983年)築山殿無残 (1983年)
(1983/11)
阿井 景子

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↑貼る意味ないか・・・

養父今川義元の命で家康に嫁いだ瀬名姫は、一子信康をもうけ築山殿と呼ばれた。今川、織田、徳川一門の確執を背景に、家康は信長の女を信康の正室に迎えた。渦まく政略の中の嫁姑の葛藤、今川崩壊、信康切腹、築山殿刺殺!時の歪みに翻弄される戦国女人の哀れを史料を駆使し鮮やかに描く本格歴史小説。 (BOOKSより)

ミステリーから打って変わって、歴史小説です。
ほとんど読んだこと無いジャンル、キター。
読み終えた後の感想は、「オンナは怖いな・・・・」というものでした。

以下、小説の内容&自分が調べた小ネタでまとめました。

信康の「信」は織田信長の「信」を与えられたもの。
家康の子供・信康と、信長の娘・徳姫が結婚しているって、よく考えるとすごいことですよね。
しかし結婚生活は長く続きませんでした。
家康は、信長の命で、息子の信康と妻の築山殿を殺してしまいます。
この事実だけは知っていましたが、それに至る経緯は詳しく知りませんでした。

超簡単に言うと嫁姑問題を最悪までこじらせたんです。正確に言うと最後は「利用された」んですが。
築山殿は今川家、徳姫は織田家の生まれ。
そんなつもりがなくても、自分はそれを誇りにし、相手を蔑む。
周りの侍女たちもそうです。
罵り合いはしょっちゅう。どうしてオンナってこうなる?

それでも、最初の頃はとても仲が良かったのです。
きっかけはホントに些細なすれ違いでした。
嫁姑問題がダンナ信康にも波及し、夫婦仲も最悪になりました。
結局最後は、徳姫が12か条にもなるチクリ文を信長父さんに送りつけ、カンカンになった信長父さんが
信康と築山殿を殺せと命じたわけ。

しかし怖いのは、そのチクリ文を書いたのは徳姫でなかったということ。
確かにグチグチと夫や義母の悪口を書いた手紙を送ったりしていたこともあったみたいだけど、12か条
の形式で送ってはいない。
12条のカタチで、さも二人を罰するように表現した手紙を書いたのは、徳姫の侍女だったのです。
それの裏には、家康の母さん・於大が絡んできます。
今川家繋がりの二人を最初から良く思ってなかったんですね。

もともと、史料などでは築山殿についてあまり良く書かれている記録が無いみたいですが、
(医師と浮気してるとか、贅沢三昧してるとか、殺されて当然とか)
この小説を読んだら・・・
「もっとすげー悪女がいるだろうよ・・・」と思ってしまう

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