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2011.04.28 (Thu)

安部司 食品の裏側

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物食品の裏側―みんな大好きな食品添加物
(2005/10)
安部 司

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廃棄寸前のクズ肉も30種類の「白い粉」でミートボールに甦る。コーヒーフレッシュの中身は水と油と「添加物」だけ。「殺菌剤」のプールで何度も消毒されるパックサラダ。虫をつぶして染めるハムや健康飲料・・・・・・。
食品添加物の世界には、消費者には見えない、知らされていない「影」の部分がたくさんあります。「食品製造の舞台裏」は、普通の消費者には知りようがありません。どんな添加物がどの食品にどれほど使われているか、想像することさえできないのが現状です。
本書は、そんな「食品の裏側」を、食品添加物の元トップセールスマンが明した日本ではじめての本です。いま自分の口に入る食品はどうできているのか。添加物の「毒性よりも怖いもの」とは何か。安さ、便利さの代わりに、私たちは何を失っているのか。
本書は、それらを考える最良の1冊になっています。 (著者からの内容紹介より)

自炊をしていても安全とは言い切れないのだということ。場合によっては、コンビニ生活をしているのと同じくらいの添加物を摂取している可能性もあるんだということ。これまでの固定観念をひっくり返させられるような本でした。この本、食品添加物のことを分かりやすく「白い粉」と呼んでいますが、その呼称が怖すぎる。そこは添加物に悪いイメージを加味したいがための大仰な表現ではないかなと感じましたが、添加物がどのように食品と関係しているかの記載は信頼できる本だと思います。

「とにかく添加物は怖い」と言っているうちは、添加物についての正確な知識が足りないんだと言わざるを得ません。この世に生きていて添加物を一切摂らないことなど不可能であるし、コンニャクや豆腐を完成させるために必要な添加物だってあるわけだし、過剰に忌避するものではないのだと感じています。
自分の血となり肉となる食品について、きちんとした知識を持つのは非常に大切なことです。けれど、食品の材料があって、それにどのような添加物が加わって食品として完成するのか、正確な知識を持つ消費者は少ないと思います。
加えて、どうしても腑に落ちない、身の回りの食品に関する疑問はないでしょうか。どうしてコンビニで売っているサラダは切り口が黒くなっていないんだろう、どうしてコーヒーフレッシュが使い放題になるんだろう(乳製品のはずなのにコストの問題は?ということですね)。ちなみに、これらの疑問の回答は、実は一番上の「内容紹介」に載っています。えへっ。

添加物については、商品の裏に書いてある原料表示を見れば全て分かるもんだと思っていました。
けれど、ここにも知らなかった事実がありました。例えば「キャリーオーバー」の場合は添加物を表示しなくて良いということになっています。「キャリーオーバー」とは、どこぞのクジではありません。原料から持ち越される添加物のことです。例えば焼肉のたれを作る場合、材料に醤油があっても、醤油を作るときに使った添加物は原料表示に入れなくてもいいのだということです。怖いなー。もし全ての添加物を表示しなければならないことになったら、字数が増えて、原料表示のフォントは虫眼鏡を使わないと読めないほどになったりして。

塩だって、精製塩と天然塩があることは知っていたけど、天然っぽい人工の塩があることは知りませんでした。
それは「再生加工塩」というもので、輸入した安い岩塩に、海由来の塩化マグネシウムなどを後から添加し、「○○(地名)の塩」なんて天然塩「風」に売り出すのだそうです。人工なのに、結構えげつない表現を使っているよなあと思います。にしても、意識して商品パッケージを読まないと、ここまでのことは分かりません。天然塩だと誤解したまま再生加工塩を使っている家庭もたくさんあると思います。

面白くて一気に読んでしまった本でしたが、終わりに近づくにつれて、より大きなテーマへと移行します。

加工食品の怖いところは、添加物が多用されているということだけではありませんでした。加工食品は、子供に「食はこんなに簡単に手に入るものなんだ」と誤解を与える可能性を秘めているということです。
加工食品の出現で、日本のお母さんは随分楽になりました。子供の大好きなハンバーグだって、形になったハンバーグを買ってきて焼くだけなら5分で完成します。そんな簡単に完成したハンバーグに、子供は「情」を持てるのかということです。食べ切れなくて残してしまったときに、罪悪感を感じるのでしょうか。
ハンバーグとは、普通に作ったら、30分はかかる料理です(個人差あるけど。私はぶきっちょなので、もっとかかります)。お母さんが長い時間をかけて手作りしている光景を見て、子供は「料理というのはこんなに手間がかかるものなんだ」ということを学ぶのです。
手作りの料理にこんな効能までがあったなんて。どれだけ忙しくても、子供(と夫)のために、料理は作り続けたいと思いました。いくら自分も忙しいからといって、家族が帰ってきてテーブルの上にあるのが出来合いの惣菜弁当だなんて、悲しすぎる。

ちなみに全然読書ネタとは関係ないのですが、自分が現在使用している塩入れの容器は穴が小さくて、おそらく精製塩仕様になっているのかと思いますが、天然塩を入れると穴から出てこないので困っています。大きめの穴になっている容器(かわいければ更によし)を探しているところです。でも、なかなか見つからない…

テーマ : 最近読んだ本 - ジャンル : 本・雑誌

08:12  |  小説以外(実用)  |  コメント(0)

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